スマートフォンが世の主流となって以来
SNSは急激な進化を見せた。
TwitterやInstagramはその代表である。


僕が高校生の頃は、周りはTwitterを盛んにやっており、
ツイートをお気に入り、通称ふぁぼ されようと必死になっていた。
僕もその一人である。

大学になると、Twitterをやっていた学生が
次々にInstagramに移行していった。


’インスタ映え’という言葉は流行りに流行った。
ストーリー機能なんてのも追加され、人々はますます
SNSに魅了されていった。


その理由の一つに、今や人間の4大欲求ともいわれることのある
’’承認欲求’’が満たされるようなシステムがある。

フォローされることによって、自分の今やっていることや
好きなものの紹介、友達と仲良く遊んでいる投稿を
フォロワーに見てもらうことができる。
それに加え、その投稿につく、いいねはそのユーザーの
ステータスに見られる。

これが、他者に認められたいと思う欲を満たし、
どんどんとハマっていく。そういうシステムになっている。


その後、Twitterでもそうだったが、投稿しすぎるとダサいとか
恥ずかしいという風潮が起こり、投稿を消して整理するようになり
本当に特別な時以外はあまり投稿しない人が増える。

それに上手く対応したのが、1日で消えてしまうストーリー機能だ。
タイムラインに残る投稿は恥ずかしくてもストーリーならば
気軽に投稿することができる。


こうやって見てみると、SNSは時代によって、またその時の
人間の欲求に合わせて形を変えている。

多分ユーザーのほとんどが、その変化に無意識に順応し
違和感を感じることなく、新たな機能、新たなアプリを使いこなすだろう。

僕はこのような人間に潜んでいる欲を無意識に引っ張り出すような
SNSのシステムに恐怖を感じている。
そして、その恐怖に耐えられなくなり、
1度TwitterとInstagramのアカウントを削除した。
SNSに疲れてしまったのだ。

ただ、最近そのような人が増えてきていると感じる。
俗にいう「SNS疲れ」だ。

いまSNSはどういう状態なのか。
これから、一体どうなっていくのか。
次回はそのことを自分なりに分析してお話ししたい。

つづきは後編で